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黄金天蓋のダンデライオン あとがきにかえて 戻る

 
 希望が絶望の裏返しなら、絶望の裏返しは希望だろう

 古来より創作の世界では重要な要素として扱われてきた「絶望」。
その、絶望を扱う作品に数多く登場するキーワードが「犠牲」。
犠牲を払わねば力や希望は手に入らない。
犠牲を払うタイミングを間違えれば、絶望に襲われる。
絶望系作品の代表的世界構造だ。
現実でも、何かを得るには代償を支払わなければならないし、
犠牲をためらえば、しっぺ返しを喰らう。

 犠牲を払った対価に何かを得られるというのなら、
何かを得るにはそもそも、
それだけの資本が無ければならない。
「所詮は持てる者のみが何かを得る」
ということをもっともらしく語っているに過ぎない。
「終末のマリステラ」で、シュレイルは語る。
「犠牲を伴う救いには終わりがない」
「砂漠に水を注ぐように不毛だ」と。

 だが、絶望系作品は、
「持てる者は犠牲の対価で力を得る」が、
「やがては誰しもが絶望に巻き込まれる」しかし、
「大いなる力が絶望を吹き飛ばす」という、
壮大で複雑な構造を持ち合わせる。
最終的には、犠牲の対価で得られる力や希望など、
ほんのちっぽけなものにしかならない。
そして、それこそが、絶望系作品の真の姿なのだ。
「終末のマリステラ」は、数ある絶望系漫画中で、
最も純度の高い構造を持った作品と言える。

 何故、我々は、絶望系作品を求めるのか。
それは、「犠牲」という言葉の裏にある欺瞞に
気付いた我々の心が、どんなに犠牲を払っても
結局起こってしまうクライシスに真理を見出し、
その後に起こるであろう、世界を巻き込む大逆転劇を
待ちわびながら、安定を保とうとしているからかもしれない。
逆説的ではあるが、我々は、絶望系作品にこそ、
いや、絶望系作品の中でのみ、
真の希望を見出すことができるのだ。

 さて、このあとがきが発表される現在
2013年10月において、「終末のマリステラ」は
最後の「絶望」の段階を迎えている。
この絶望の物語が、どの様な結末を迎えるのか、
我々は心眼を見開き、魂の声に耳を傾け、
これから立ち向かう未来を見届けなければなるまい。

 
 あとがきと謝辞といわゆるステマ

 

 

 というわけで、「黄金天蓋のダンデライオン」完結です。(パチパチ)
正直、意外と長引いたなあ…てな感じです。
当初、数十ページくらいの短編にするつもりだったのに、
ネーム分量が思いの外膨れ上がってしまい、
しかも途中で色んなアイデア思い浮かぶもんだから、ついつい…
しかも、原稿に取り掛かる段階になってもアイデアが湧くもんだから、
ネームに無いことまでいろいろ盛り込んでしまいました。
しかも、原作側で新事実が登場すると、それもまた盛り込みたくなっちゃうと言う…
ユーリイ10才のカット見た時はどうしようかと思いましたよw
でも、まあ、当初の構想通りってな感じではあります。
正直、原作との兼ね合いもありますから、
構想通りに行ってくれないと困る部分もあるわけでw

 まあ、ぶっちゃけ、「終末のマリステラ」宣伝漫画です。
フラッパースレとかでたまに話題に出るけど、単独スレすら立たないマイナーさなもので
つい、宣伝したくなっちゃって…
誰かと終マリの話で盛り上がりたかっただけなんです…後悔はしてない
つーか、これ書いてる時点で、なんかもう、原作がまとめ段階に入っちゃってる感じで…
アンブロズさんがダンディなスーツ姿で語っちゃってるし…
マフラー長くてどっかに引っかかったりしない?
そっかー…コルノも帰ってきてないんだよね…この人もやっぱ寂しいとか思ったりするのかな?
するんだろうなあ…自分の娘を十字軍にしてしまったことに後悔もあったりするんだろうなあ…
本当に、どういう終らせ方をするのか非常に気になるわけですが、
終ってほしくないという感情もあるわけで…本当にいかんともしがたい。
フラッパーでの連載が終わっても、何らかの形で続けてほしい作品です。
公式な過去編とかも読みたいし。

 というわけで、一足お先に「黄金天蓋のダンデライオン」は完結しましたが、
これ読んで、興味わいた方は、是非とも、原作作品、高野千春先生の「終末のマリステラ」を
お読みください。
一応、少女達が次々死んでいくという描写がございますので、そういうの苦手な方は無理をなさらず…
あと、一部、触手的なものとか、出産的なものとか、ヘソ姦的なものもございますので、
そういうのが苦手という方も無理をなさらずとも結構でございますので。
むしろ、そういうの大好きという方は手放しで大歓迎でございます。
百合要素もあるよー。

 というわけで、ここまでお付き合いいただいた読者の皆様、
フラッとお立ち寄りいただいた方々、コメをくださった方々、本スレの皆様、マロンの皆様、
新都社運営の皆様、ありがとうございます。
並びに、pixivに上げてる終マリ絵をご覧の皆様、ニコ動の動画をご覧になった皆様、
フラッパースレの皆様、そして、素晴らしい原作を描かれている高野先生、ページョン先生、
そして、コミックフラッパー編集部の方々、メディアファクトリーの皆様、そしてKADOKAWAの皆様に、
直接関わりがあるわけではございませんが、この場を借りて感謝の意を表したいと思います。
本当にありがとうございました。

 それでは、ご覧の皆様に、天使達の祝福があらんことを。そして、天使達にも祝福あれ。Amen

2013/10/11 秋の夜空を見ることができる世界に生まれた幸せに ゑびす



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