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頂-ただひとり-の編-あみ- 第九話 4
 

入学式が終わり、クラスメートや担任の顔合わせも終わり、中学生活一日目の終わりが近付いてきた。

私と能岡さんは、学校の探検がてら、中庭の花壇に腰かけ、話していた。

そこで、二人に共通点があることを知った。

「私、家庭の事情で、小学校にはほとんど行かなかったんだ。だけど、家庭教師みたいな人がいてくれたから

小学校の分の勉強は大丈夫」

「へー、私も、家の仕事の関係で、学校に行けない時が多かったな。

だから、学校で友達ができたことなんて無かったんだ」

「私と、同じだね。だけど、お互い、記録の更新は無しってことで」

「だね」

「気になる? 私の家の事情」

「…気にならないって言ったら、多分嘘だな…ごめん」

「いいよ、だけど約束してほしいの。

私の家の事、知らないでいてほしい。

私は、別に知られてもいい。だけど、これを知ったら、あなたが傷つくかもしれない」

「…わかった。じゃあ、私からも、あなたに同じ約束をしてほしい」

「うん。お互い、絶対だよ」

私達は、互いの小指を強く絡みつけ合い、そのまま見つめ合った。

この子の心は読まない。読んではならない。そう強く思った桜の咲く空の下であった。  

 

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