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頂-ただひとり-の編-あみ- 第四話 5
  ナイフのかすめた部分が切れ、肌が見える。

白衣と襦袢は切れたが、肌には届いていない様だ。

私は、白衣と襦袢を脱ぎ、上半身を露わにした。

「殺し屋相手に肌を見せるか、覚悟は決まったみたいだな」

「赤」の思考が一瞬現れた。私の行動に多少驚いたみたい。

「赤」の顔が再び、怒りに染まり、そして無表情に…

その瞬間私は、着ていた白衣と襦袢を、「赤」の顔に投げつけた。

「!!」彼女は、急速に思考を取り戻し、事態の把握を試みた。

そして、瞬時に私が背後にいることを把握し、振り返る。

彼女の顔が再び…

私は彼女の思考に集中した。

彼女が、私のことだけを考える様になる。私を殺すことそれだけになる。

その瞬間を狙って彼女の頬をひっぱたいた。

「!? がっ…」彼女は再び思考を元に戻し、状況判断に戻る。

狙いは当った。彼女は、一旦、目標を設定したら、無思考状態でそれを遂行する能力がある。

ただし、それは、相手を見失ったり、予想外の状況に陥った時、状況判断の為、一旦解除される。

そして、思考可能状態から、目標設定状態まで、わずかなタイムラグがある。

一応、思考可能状態でもそれなりの戦闘能力はありそうだけど、

その状態では人を殺せないのか知らないが、どうしても、無思考状態になりたがる。

ものを考えなくてもいい時間、確かにそんな時間を私も持ちたいなあと、余計なことをついつい考える。

「待ちな、二人とも」  

 

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