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頂-ただひとり-の編-あみ- 第22話 5
 

日が傾き始めると、空模様も変化し始めた。

空を雲が覆い、部屋の中が暗くなる。

その時、胸の中で何かがざわついた。

丸子君も、ユキも、何かを感じ取ったらしい。

外で、声が上がる。

驚きとも、恐怖ともつかない声。

何事かと思い、窓から外を見る。

思わず声を失った。

そこに見えるのは、地面に根を下ろした様な、空を覆うほど巨大な、人間が丸まっているかの様な物体が、

何体も空に浮かんでいる光景だった。

これは、異常を通り越している。

まるで、これまでの私達の世界こそが異常であり、本当の「正常」が、遂に正体を見せたかの様な、

そんな光景だ。

巨人騒動…鬼が出現した、その事実が、私達の世界の認識を変えた、そう思っていた。

だが、甘かったのだ。まだ、私達は、何も考えを変えてはいなかったのだ。

そして、この世界の常識は、まだまだ未知なる領域を持ったものなのである、

という認識を持たざるを得なくなってしまった。

何せ、これから何が起こるのか、そんなことを予測できる様な状態ではないのだ。

神様から、一応話を聞いた私でさえ、何がなんだかわからない状態なのである。

丸子君も、ユキも、ただただ茫然と空を見上げていた。

私も、そうする以外、何をすべきなのかわからなくなっている。  

 

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