頂-ただひとり-の編-あみ- 第一話 3
 

朝、苦手だ

体調とかそういう問題ではない

実際起きたのはもう、3時間くらい前

朝起きたらまず走る、1時間ほど走ったら

着替えて、祭殿の掃除、そして、朝の儀式を終えて

軽くシャワーを浴びて、朝食を取ろうとしているところだ

この後学校に行くことを考える、それだけで憂鬱なのだ

何なら一日中修行してた方がどれだけ気が楽か

別に勉強は苦手ではない、体育も好きな方だ

問題はクラスメートとの関係だ

私は性格は明るい方ではない、いや、むしろ暗いことは自覚している

見た目も地味だし、背も大きくは無い、少しやせ気味で、髪は癖っ毛

だからよくからかわれる。

からかわれても、性格が明るければ笑顔で切り返すこともできるけど

私は…

朝からそんな気分で、今日の天気でも見ようとテレビをつけると

いつものニュース番組が自殺のニュースをやっていた

愕然とした

自殺したのが私の知り合いだから…?

ううん…それだけじゃない、私はこうなることを知っていたはずなんだ…!

 

 

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