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頂-ただひとり-の編-あみ- 第18話 7
 

俺は、昨晩見た夢が頭にこびりついているのを、なんとかして振り払おうとしていた。

先日から俺は、たたらの剣術における最大の特徴、「構え」を習い始めた。

まずは、たたらの剣術総ての構えの基礎となる、「カラスの構え」を身体に叩きこませる。

下半身は通常の、正眼同様だが、刀の持ち手が独特である。

右手は鍔元、これはいい。左手は、切っ先を支える様に軽く刀身に触れる程度。

ここから通常派生するであろう動きはそれほど多くはない。

ここから相手にそれなりのダメージを与える斬撃を繰り出すには、

身体制御や重心移動を完璧にイメージし、完璧にそれを再現する必要がある。

そして、傍目には何ともないこの構えも、長時間続けるとなってはかなりつらい。

だが、己の身体イメージを構築する作業は、嫌な事を忘れさせる。

正直、逃避ではあるが、自身の内部に巣食う、黒い感情を抑えられるのならば

それに越したことはないのだ。

だが、忘れようとすれば忘れようとするほどに、それは強まっていった。

 

 

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