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頂-ただひとり-の編-あみ- 第18話 6
 

帰り道に通りかかる商店街。

繁華街の賑いは相変わらずだが、この商店街は、数年前からシャッターが閉じたままの店が多く、

人もまばらで、夕方ともなれば、悲しみの混じった寂しさが漂う。

ふと、私が小さな頃は本屋であった、レンガ風の外壁の建物の陰に、何かの気配を感じた。

覗きこんでみると、黒い影の様なコートが、更に細い路地に入って行くのが見えた。

気になったので、追ってみるが、動きが素早く、なかなか全貌が捕捉できない。

そして、その影が、ある路地に入った。しめた、そこは行き止まりだ。

そして、路地を覗き込む。誰もいない。狐につままれた気分で振り返ると、

黒ずくめで、癖っ毛の、私によく似た少女がいた。

何故か、心を読み取れない。

「! 誰? 私に何か用?」

「うふふっ、もうすぐだね」

「何? 何がもうすぐだっていうの?」

「うふふっ」

少女は笑って、路地の陰に隠れた。

追ってみたが、もう、姿は見当たらなかった。

あれは、一体…

もうすぐって、どういうこと…?  

 

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