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頂-ただひとり-の編-あみ- 第15話 7
 

家に帰ると、皆、慌てふためいている。

商売柄、怪奇現象が起こると、問い合わせの電話が相次いでかかってきたりして、なにかと騒ぎになるが、

今回のはただ事じゃない。

テレビのニュースによれば、世界各地で鬼(マスコミは「巨人」と呼んでいる)が出没したらしく、

日本国内でも、多くの場所で目撃された様である。

中には、自衛隊機が、鬼に攻撃をしかけたりといった混乱もあったそうで、

この騒動は、しばらく続くであろう。

ニュース映像で、初めて鬼の顔をはっきりと見る事ができた。

各地、様々な形態の鬼が出た様だが、私が見たであろう地域の鬼も紹介されていた。

双肩から何本も突き出している角が特徴で、

顔には、巨大な目が二つ。人の様に横に二つついているのではなく、縦に並んで二つである。

眼球の形がどうなっているのかとか、細かい部分に疑問点があるが、

この世のものではない以上、そんなこともある、としか言いようが無い。

「鬼がこの世界に現れた… 今後人類はどうなるの…?」

すると、おばあが答えた。

「滅びる運命が決定づけられた、としか言えません。

 どの様な形で、いつ滅びを迎えるのか、それは何もわかりません。

 神に、お聞きになりますか?」

「…いい、どうせ、教えてくれない。それに、これは、人類に託された運命なんだから、

 人類が自ら決定しなければならないこと」

私とおばあは、その後、しばらく黙り込み、大きく息をした。  

 

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