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頂-ただひとり-の編-あみ- 第13話 6
 

俺達は息を呑んだ。

そこにいるのは、見た事もない化け物。

化け物退治はこれまで何度もこなしてきたが、そのほとんどが、屍鬼という、

埋葬もロクにされていない死体に雑霊が入り込み、幽体で、周囲の土やらゴミくずやらを使って、死体を補完し

どうにか、まともに動けるようになった、妖怪と呼ぶのも憚られるくらい、お粗末なものである。

だが、今目の前にしているのは、正に、正真正銘の妖怪、いや、何やら新しい生命体?

とにかく、組織が、ろくでもないものを創ったことはわかった。

こんなのを見たのは、俺の身体に取り込まれる前の、組織の連中によって深手を負わされた、瀕死の右角以来だ。

「ば…化け物…」木ノ下が、見たまんまの事を言う。

「そういや、お前は初めてか?こういうの。

まあ、俺も、こんな手ごわそうなのは初めてだ。

こうなったら、やるっきゃねえか」

俺は、自分の身体に眠るもう一つの存在、右角に呼びかける。

“いつもながら、私に頼るのが遅いわね”

まあ、いつも、右角の力を使うのは、ピンチになってからなので、今回はいつもよりはましな方だが。

「ふん… 化け物が出てくるとは思わなかったのでな。まあ、頼む」

“いいわ、いくわよ”

そして、右角の力が解放される。  

 

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