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頂-ただひとり-の編-あみ- 第12話 7
 

クァ助が上空から島を探索している間に、私達は島の人達への聞き込みを進めた。

だが、これと言って大した情報は得られなかった。

ただ一つ、この島では神隠しが昔から多いということがわかった。

だが、今回の件を、昔から続く神隠しと同様に捉える事に疑問があり、

能岡さんも、文景さんも、それに同意してくれた。

だが、手掛かりは何も見つからず、クァ助からの報告を待ってばかりいるのも時間の無駄だ。

そこで、島中を隈なく探し回ることにしたのだが、小さい島とは言え、

三人で手分けしても相当時間が掛りそうだ。特に、この島の中心にある山は意外と高い。

これは、たたらの力を使わざるを得ないか、と思った矢先、

林の中から、何かの気配を感じた。

何かが潜んでいる!?

いや、これは、潜んでいると言うより、気配をぶつけて、存在を示している。

私が、その気配の主に、声を掛けようとした時、

「さっきからそこにいるのは誰だ?」先に声を出したのは文景さんだ。

この人の勘はかなり鋭い。まるで、武術の達人か何かの領域だ。

林の中から、ゆらり、と出てきたのは、顔に一つ目の狐の面を被り、

古風な洋服を身に纏った少女だった。

髪型は、肩に届かないショートで、「白」と似ている。

「この領域に踏み入れるのは何者じゃ?

ここから先は、我が結界。ただの好奇心では無さそうじゃが…」

可愛らしい声に不釣り合いな、古風な話し方をする。

この子の心を読もうとした。すると、この子は自分の精神に結界を掛けているではないか。

この子は、年に似合わず、結界のスペシャリストだ。

「この島の結界も、あなたが…?」

「ふん、こんな雑な術式を、おれの仕事と混同するな。

あんたも、なかなか霊力が高そうじゃが、この違いもわからぬのか?」

ちょっと、カチンと来た。

「生憎と、結界に関しては素人なもので、ご教授いただけるとありがたいのですが」

「ふん、まあ、人間には、無理かのう」

「…あなた、まさか…」

「今頃気づいたのか? まあ、人間が、この結界内で霊力を見るなど、容易なことではないな」

そう言うと、彼女はゆっくりと、お面を外した。  

 

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