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頂-ただひとり-の編-あみ- 第十話 3
 

家に帰ると、玄関に見慣れないスニーカーがあった。

誰だろう?東子さんの友達かな?と思って客間を覗く。

そこには、全身、青系統のジーンズ姿で、おばあと気さくに話す女性がいた。

一瞬、誰かと思ったが、その人がこっちに気付いて、「よう!」と声をかけた瞬間気付いた。

「『赤』の人!?」

「久しぶり! 元気にしてたか?」

その気さくさに少々肩すかしを喰らってしまった。

「…えっと…何の御用で…?」

「いやあ、ちょっと通りすがったから顔を見に来ただけだよ」

「信用するとでも? ていうか、口で言わずとも…」

「わーってる、わーってる。私だって冗談くらい言えるんだ

前田の足取りってほどの情報でも無いが…奴は今日本を離れている」

「日本を!? ユキさんを残して…?」

「奴には会った?」

「友達になろうとか言われた…何が目的なんだか…」

「『白』はともかく、前田の目的は学園ではなく、その裏の、学園に資金提供をした組織。

これを利用して何かしようって魂胆だ」

「何でそんなことがわかるの? それに日本を離れた目的って?」

「奴の足取りをここ数年追ってたんだが、どうも、その組織周辺を嗅ぎまわっている様でね

学園自体には興味無さげだったけど、一応関連機関だし、『白』を送り込むにも都合がいいし…

何よりあんたの動向を監視できる」

「私!?」

「目下、奴にとっての脅威は、こっちの組織と宮田家ぐらいなもんだからね」

「ていうか… 前田のことを今まで調べてたの…?」

「おっと、別にあんたに恩を売ろうってワケじゃない。

ただ、私もあの野郎が気に食わなかったってだけさ

で、あいつが今日本を出ている理由ってのが、実はよくわからない。

心当たりある?」

私は首を横に振る。

「ごめんなさい…お役にたてなくて…

あ、数年前の事だから今の状況はわからないけど、あなたの組織があなたのことを探してるって。

命をどうこうってわけじゃないみたいだけど…

ただし、その情報をくれた組織の殺し屋は、あなたのことを殺したがってる」

「その殺し屋の色は?」

「『銀』」

「赤」の目が鋭くなった。

「久々に嫌な奴の名前を聞いちまった… あいつが私を…?

その考え、今は持っていない事を祈るばかりだね…

でも、本気になって私の事を探してるわけじゃ無さそうだね。

目下、探してるのは『白』の方ってことか。

気をつけな、あいつに付き合ってるとロクなこと無いかもよ」

「うん…ありがとう…」

「お互い感謝し合える仲になれてうれしいよ。じゃ、お互い生きてたらまた」

そう言って、「赤」は去って行った。  

 

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