家電バーゲン
放射能測定器
避難リュック
本のバーゲン

頂-ただひとり-の編-あみ- 第十話 1
 

一学期も半ば、中学生活にも慣れてきたとはいえ、まだ、皆ぎこちない顔

そんな折のことである

その日、先生の隣にいるのは、小柄で、色白な、というか、体全体の色素が薄そうな女の子だ。

まさか、この時期に転校生なのだろうか?

「皆さんに、紹介が遅れましたが、この子は、今日からこの学校に通うことになった、御波真名さんです」

「御波ですよろしく…」

おどおどした声は、一時的な緊張でなく、この子自身の性格も物語っていた。

「御波さんは、お父様の仕事の関係で世界各地を回っていて、学校も各地で通ってはいましたが、

通えない時期もあったりして、専属の家庭教師の方に勉強を教えてもらったりしていました。

ですが、中学校レベルの勉強になると、色んな学校に移ったり、家庭教師に教えてもらったりでは

大変だろうということで、彼女とお母様だけ、日本に残って、三年間同じ中学に通うことになり、

この学校に来る事になったのですが、手続きなどで少々ごたごたして、今日から通う事になりました」

「日本は初めてですが、家族の間では日本語で話していたので、日本語は使えます…

その代わり、一つの国にいた期間が少ないので、外国語は実はあまり得意ではありません…

英語も…期待しないでください…

あと、こんな髪の毛ですが、一応両親ともれっきとした日本人で、生まれつき色素が薄いだけですので、

そこんところも、勘違いしないでもらえると嬉しいです…

それで、日本に来て思ったんですけど、日本車がたくさんあるなあって…

…あ、ここ、笑う所なんだけどな…

あ、それと、日本のアニメ好きですよ、いろんな国で放送されてて…」

おどおどした声でよく話す子だ…気弱なのか何なのか正直よくわからない…

だけど、この子も、小学校へはあんまり行ってなかったのか…

特殊能力うんぬんを抜きにしても、この学校にはそういう子が多いのだろうか?  

 

■_____2

   

 

 

ブラウザを閉じてください